「基本CGって何枚必要?」「差分込みで合計何枚?」「いくらで売れる?」——AI CG集を制作する上で最初に詰まるのが、構成と枚数の設計です。
この記事では、価格帯別に4つのプランを提示しつつ、基本CG・差分の業界標準、AI生成だからこそ可能な効率的な差分量産、「水増し」と「適正」の境界線、そして販売プラットフォーム別の表記実務まで、2026年現在のリアルな市場感覚を踏まえて解説します。
なお、制作フロー全体(ツール選び・画像生成・パッケージング)はAI CG集の作り方 完全ガイドで扱っています。本記事は同記事を読んだ前提で、構成と枚数のみに絞って深掘りします。
AI CG集の「構成」と「枚数」の基本ルール
CG集は 基本CG(メインのストーリー絵)と 差分(バリエーション)の2軸で構成されます。
- 基本CG: 各シーンの起点となるオリジナルイラスト
- 差分: 基本CG をベースに、衣装・表情・テキスト等を変えたバリエーション
業界では「基本CG 15枚、差分込み合計80枚」のように両方を並列表記する慣習があります。「基本CG数」と「総枚数」の数え方に明確な公式定義はなく、プラットフォームや作者で多少ぶれますが、購入者は両方を見て価値を判断します。
プラットフォームによる表記の違い
| プラットフォーム | 表記の慣習 |
|---|---|
| DLsite / FANZA | 商品ページの仕様欄に「基本CG数」「総CG数」を明記する慣習 |
| BOOTH | 商品説明文のフリーテキストで構造を伝える |
基本CG数も評価対象
AI CG集の評価は「総枚数」だけでなく「基本CG数」も見られます。差分だけ多くて基本CGが4〜6枚しかない作品は、購入者から水増しと判断されやすい点に注意してください。
AI CG集 価格帯別の最適プラン4種【2026年】
価格と枚数は基本的に連動させます。以下は2026年時点で「価格に見合うボリューム」とされる構成の目安です。
なお、ポン出し(プロンプトのみで生成して即採用するスタイル)のままだと、枚数を増やしても1枚あたりの差別化度が上がらないため売上に結びつきにくくなります。構成設計の前に画像品質そのものを底上げしたい方はAIイラスト「ポン出し」からの脱却方法を先に確認してください。
| プラン | 価格 | 基本CG数 | 差分込み総枚数 |
|---|---|---|---|
| ① エントリー | 300円 | 5〜8枚 | 30〜50枚 |
| ② 主力(標準) | 500円 | 10〜15枚 | 60〜100枚 |
| ③ DLsite推奨 | 770円 | 15〜20枚 | 100〜150枚 |
| ④ 大ボリューム | 1,000円〜 | 20〜30枚 | 150〜300枚 |
① 300円プラン — エントリー用ミニ作品
基本CG 5〜8枚、差分込み合計30〜50枚を目安にした軽量プランです。試験投入、シリーズの前日譚、フォロワー向けの軽作品に向きます。想定制作時間は20〜40時間が目安です。
低価格で手に取られやすく、制作期間も短く済む反面、単発で大きな利益は見込めません。シリーズの導線として位置づけるのが現実的です。レビューでも「ボリューム不足」と書かれやすいため、過度な期待は禁物です。
シリーズ運用全体の収益戦略についてはAIイラストで稼ぐロードマップを参考にしてください。
② 500円プラン — 主力レンジ
基本CG 10〜15枚、差分込み合計60〜100枚を想定します。多くのAIクリエイターの主軸となる、標準的な単発作品の構成です。想定制作時間は40〜80時間が目安です。
価格と枚数のバランスが取れ、30%割引キャンペーンとも相性が良いレンジです。安定した売上を出している層では、定価500円 + 期間限定30%割引28日間という運用パターンが定着しています。初作品なら、まずこのプランから入るのが無難です。
③ 770円プラン — DLsite推奨レンジ
基本CG 15〜20枚、差分込み合計100〜150枚を目安にした、ストーリー性のある中編や複数ヒロイン作品向けのプランです。想定制作時間は60〜120時間です。
DLsite では値引きキャンペーン枠に最低価格の制約がある場合があり、低価格帯では値引き運用が組みにくいため、700円台後半以上が中編作品の現実的レンジになります。FANZA や BOOTH では770円という区切りに特別な意味はないため、参考価格として扱ってください。100枚を超える場合は基本CGの質を担保しないと、差分が薄まったと批判されやすくなります。
④ 1,000円以上プラン — 大ボリューム
基本CG 20〜30枚、差分込み合計150〜300枚に達する、シリーズ完結編・フルストーリー長編・複数ヒロイン詰め合わせ向けの「決定版」プランです。想定制作時間は100時間以上を見込んでください。
1作品あたりの単価が高い反面、求められる品質基準が一気に上がります。差分の独自性も問われるため、トップ層クリエイターでも1,000円超えの作品数は絞る傾向があります。販売プラットフォームごとの上限価格や手数料の違いはAIイラストの売り場所7選で詳しく扱っています。
100円スタートは長期的にマイナス
100円や半額キャンペーンで初回作品を出すと、その後の値上げが難しくなります。一度安価で並んだサークルは「安いのが当たり前」と認識されやすく、定価500円作品でも売上が伸びにくい傾向があります。最初の1作目から500円前後で出す方が、長期の収益を伸ばしやすい選択です。
シリーズ展開時の枚数戦略
1作目で基本CG 10枚(500円)→ 2作目で基本CG 15枚(770円)に上げるなど、「次作で1段階上のプラン」を狙うと、ファンの期待値と合致しやすくなります。シリーズ全体の値上げ階段モデルや、価格×品質×枚数の三位一体で進化させる手順はAI CG集の価格設定|売上最大化する値段の決め方で詳しく扱っています。
シリーズで枚数を揃えるべきかは、シリーズの性質によって判断が分かれます。
- 単発シリーズ(同テーマで独立作品): 揃えなくてよい。作品ごとに最適なプランを選ぶ
- 続編シリーズ(前作の続き・続編): 前作と同等以上が望ましい。少ないと「劣化版」と捉えられる
価格を据え置きで枚数を増やすのは過剰サービスになりがちなので、価格と枚数は基本的に連動させてください。
シリーズでも柔軟に
「シリーズ作品 = 同じ枚数」と決めつけず、作品ごとに最適なプランを選ぶ柔軟さの方が長期的にはプラスです。前作で人気だった差分軸を強化したり、新しい衣装を追加したりして、各作品で「次の見どころ」を作ることがリピーター獲得につながります。
AI CG集の基本CG・差分 設計テンプレート
基本CGの選び方 — シーン構成の起承転結
CG集は4〜6シーン構成が基本です。各シーンに2〜4枚の基本CGを配置し、起承転結を作ります。
例えば4シーン構成なら、出会い → 接近 → クライマックス → アフター の流れに、各2〜4枚を割り当てて合計8〜16枚の基本CGになります。
複数キャラ作品の配分
複数ヒロインや複数キャラ作品では、配分の設計が重要です。
| キャラ数 | 基本CGの配分例 | 共演シーン |
|---|---|---|
| 2キャラ | 5:5 で対等、または共演4枚 + 各キャラ単独3枚 | 共演シーンを中盤に |
| 3キャラ | 4:4:4 〜 5:4:3、または共演2枚 + 各キャラ4枚 | 共演は終盤の見せ場 |
| 主役+脇役 | 7:3 で主役に重み、脇役は2〜3枚で印象的に | 主役の引き立て役として |
重要なのは全キャラに見せ場を作ることです。配分が偏りすぎると、購入者から「実質1キャラの作品」と評価されてしまいます。
差分の構成パターン
差分には大きく4種類あります。それぞれの採用率と、基本CG 1枚あたりの推奨差分数を以下にまとめます。
| 差分種類 | 採用率 | 1枚あたり推奨数 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 着衣差分(着衣→下着→半脱ぎ→全裸) | 高 | 3〜4差分 | R18作品の定番 |
| 表情差分(通常/笑顔/恥じらい/快楽) | 高 | 2〜3差分 | 感情の変化を演出 |
| テキスト差分(セリフあり/なし) | 標準 | 2差分 | ストーリー型では両方同梱が標準 |
| ポーズ・カメラ角度差分 | 中 | 1〜2差分 | 構図変更で見飽き防止 |
特にセリフあり/なし両方を同梱する構成は、ストーリー型CG集の業界標準です。再販やSNS転載時にセリフなし版が使えるため、購入者にとっても価値が高い構成になります。純粋なイラスト集タイプや海外向け作品では「セリフなしのみ」も多く、ジャンルに応じて判断してください。
セリフあり/なし両バージョンを効率よく書き出すレイヤー設計や、商用フォント選び・フキダシ配置の実践手順はAI CG集へのセリフの入れ方|フキダシ配置からフォント選びまでで解説しています。
AI CG集ならではの差分量産と選別
i2i(既存画像をベースに微調整する手法)、ControlNet(ポーズや構図を維持した再生成)、Inpainting(局所的な部分再生成)、LoRA固定(学習済みキャラモデルの保持)といった効率化技術を使えば、1枚の基本CGから10差分以上を生成することも現実的です。技術的な操作方法はAI CG集の作り方 完全ガイドの差分作成セクションで詳述しているため、本記事では「量産後の選別基準」に絞って解説します。
量産時の生成枚数と採用枚数の目安は以下の通りです。
- 表情差分: 1ポーズあたり10〜20枚生成 → 厳選2〜3枚を採用
- 衣装差分: 1ポーズあたり5〜10枚生成 → 厳選1〜2枚を採用
- 顔・手の破綻チェック: 全画像で必須。崩れている画像は1枚でも採用しない
- 採用率の目安: 10〜30%(完成度を重視するならボツ率は70〜90%になることも)
AI効率の落とし穴
AIだと1日で100差分量産することも可能ですが、量産した差分の中に「明らかに崩れている」「同じに見える」が混ざると作品全体の評価が下がります。生成 → 選別 → 仕上げ の3段階を必ず通しましょう。崩れた1枚が混ざるだけで、レビュー欄で「品質が雑」と書かれる原因になります。
解像度と枚数のトレードオフ
枚数を増やすほどファイルサイズが膨らみ、購入者のダウンロード負担も増えます。解像度と枚数のバランスを意識してください。
- 推奨解像度: 縦構図なら長辺2000〜3000px、横構図なら長辺2000〜2560pxが目安。印刷を想定する作品(フィジカル特典など)なら2480×3508px(A4 300dpi 相当)まで上げる
- PNG vs JPG: 高解像度PNGは1枚8〜15MBに達し、100枚で1〜1.5GB規模になることもある。JPG(quality 90程度)なら1枚2〜4MBに収まる
- ZIP圧縮の効果: PNGはすでに圧縮済みのため、ZIP化による削減は2〜10%程度しか効かない
- 総枚数200枚超: JPG配信を推奨(PNG は容量肥大の原因)
総枚数が増えるほど「1枚あたりの解像度を妥協する」誘惑が出てきますが、解像度を下げた画像は購入者にすぐ気付かれます。低解像度の混在を許容するくらいなら、枚数を絞って高解像度を維持する方が結果的に評価されます。
「水増し」と「適正」の境界線
ここでは、購入者から「水増し」と判定されやすい構成と、それを避ける適正な比率を整理します。AI CG集の評価で最もダメージが大きいのが、レビュー欄での「水増し」「ボリューム不足」「使い回し」の指摘です。
| 評価軸 | 水増しと判定されやすいライン | 適正とされるライン |
|---|---|---|
| 基本CG数:差分数の比率 | 1:20以上(基本CG5枚未満で差分100枚超え) | 1:3〜1:5(基本CG10〜15枚で差分30〜75枚) |
| 同一ポーズの色違い差分 | 差分の50%以上を占める | サブ差分として位置づけ、メイン差分とは別に扱う |
| 低解像度画像の混在 | 1920×1080以下が混在 | 全画像で長辺2000px以上を維持 |
| テキスト位置だけの差分 | 差分の多数を占める | テキスト差分は基本CG×2枚(あり/なし)まで |
DLsite・FANZA のレビュー欄で「水増し」指摘が頻出する作品には、上記のような特徴が見られます。基本CG 10〜15枚を確保し、1枚あたり3〜5差分を目安にすると、レビュー評価も売上も安定する構成になります。
適正な構成の指針
- 基本CG 1枚あたり 3〜5差分を目安にする
- 同一ポーズの色違いは「サブ差分」として位置づけ、メイン差分とは別に扱う
- 解像度は縦構図で長辺2000〜3000px、印刷想定なら2480×3508pxを目安に
- テキスト差分は「あり/なし」の2バリエーションに留め、テキスト位置のバリエーションだけで枚数を稼がない
リリース後の枚数追加・差分追加配信は有効か
DLsite はサークル管理画面からファイル更新による追加配信が比較的容易で、FANZA は再申請を経て対応します。プラットフォームによって運用負荷が異なるため、追加配信の手間も考慮して構成を決めてください。
追加配信が有効なケース:
- 想定より売上が伸びた → 追加価値でリピーター獲得・レビュー評価の上書き
- 「ボリューム不足」レビューへの対応として追加配信
- シリーズ次作の宣伝を兼ねた小ボリューム差分追加
注意点:
- 追加配信を「次作の代わり」にしない(次作の制作機会を奪う)
- 大幅追加(50枚超)は別作品としてリリースする方が CTR・露出ともに有利
- 価格を上げる場合は既存購入者への配慮(無料追加 or 別作品化)が必要
リリース後の改善は重要ですが、本来は事前の構成設計でカバーすべきです。追加配信に頼らない構成を最初から設計してください。差分作成の技術詳細は制作フローのStep 5で扱っています。
AI CG集 価格×枚数の判断フロー
ここまでの内容を踏まえて、自分の作品の構成を決める手順を5ステップにまとめます。
制作リソースを見積もる
確保時間、GPU環境、仕上げツール、初作品か継続作品かを確認します。
価格帯を決める
上の4プランから該当するものを選びます。初作品なら500円か770円が無難です。
シーン数と基本CG数を決める
4〜6シーン構成を基本に、各シーン2〜4枚の基本CGを配置します。
差分の方向性を決める
着衣・表情・テキストの3軸を組み合わせ、1枚あたり3〜5差分を上限の目安に設計します。
業界平均と照合する
価格帯別の総枚数と比較し、基本CG:差分の比率1:30未満を維持します。
各ステップの補足は以下の通りです。
- Step 1: 1作品あたり週○時間 × ○週で確保できる時間を見積もる。GPU環境(ローカル/クラウド)、仕上げツール(Photoshop / クリスタ)の有無で制作上限が決まります
- Step 2: 制作時間が限られるなら300円プランで試験投入もあり。シリーズ完結編・大型作品なら1,000円以上プランを選択
- Step 3: テーマ・ジャンルが未確定なら、先に売れるジャンルの選び方で方向性を決める
- Step 4: テキスト差分(セリフあり/なし)は基本的に両方用意。差分の入れすぎは水増し評価の原因になるため上限を意識
- Step 5: 過剰なら削り、不足ならシーンを追加。最終的に H2-2 の表と照合して妥当性を確認
販売プラットフォーム別 構成表記の書き方【2026年】
構成・枚数を決めたら、商品ページの説明文で正確に伝える必要があります。プラットフォームごとに慣習が異なります。
サンプル枚数(無料公開枚数)の慣習
サンプル枚数の目安は 総枚数の5〜10%。基本CG 15枚なら、サンプル1〜2枚 + 差分1〜2枚程度が標準です。
サンプルに含めるべき画像:
- 基本CGの2〜3枚目まで(冒頭シーン、世界観が伝わるカット)
- 衣装差分の中盤(ネタバレにならないが期待を引く1枚)
サンプルで避けるべき画像:
- クライマックスシーン(ネタバレ)
- 全裸・モザイク重要部位(プラットフォーム審査リスク)
サンプルは「買う前に見せる予告編」です。ネタバレと審査リスクを避けつつ、期待を引く構成にします。
プラットフォーム別の説明文テンプレート
下表は、商品ページの仕様・説明文に記載すべき必須項目をまとめたものです。説明文作成時のチェックリストとして利用してください。
| 項目 | DLsite / FANZA | BOOTH |
|---|---|---|
| 基本CG数 | 仕様欄に「基本CG 15枚」と数値で明記 | 商品説明文に箇条書きで記載 |
| 総枚数 | 仕様欄に「総CG数 80枚」と明記 | 「差分込み合計80枚」のように補足 |
| ファイル形式 | 仕様欄で選択(JPG/PNG) | 説明文に「JPG/ZIP配信」と明記 |
| 解像度 | 説明文で「長辺3000px」など具体値 | 同左 |
| セリフの有無 | 「セリフあり/なし両方同梱」と明記 | 同左 |
| AI使用明記 | AI生成タグ・カテゴリの設定が必須 | 商品説明文への明記が必須 |
プラットフォームごとの詳細な選び方は別記事で扱っています。FANZA で AI 作品を出す場合は、説明文に「AI生成」タグの明示と AI 申告分類(AI生成 / AI一部利用 / AI補助)の選択が必須になります。具体的な作品ページの作り方と申告ルールは下の記事で詳述しています。
FANZA AIイラスト出品ガイド|登録〜販売開始まで【2026年版】
作品ページ作成(タイトル・タグ・サムネ・説明文)の具体的な書き方と AI 申告 3分類の選び方。
AI CG集の構成・枚数 よくある質問
基本CGと差分の違いは?
基本CGは各シーンの起点となるオリジナルイラストです。差分は基本CGをベースに、衣装・表情・テキスト等を変えたバリエーションを指します。業界では「基本CG ○枚、差分込み合計 ○枚」と並列表記する慣習があり、購入者は両方を見て価値を判断します。
AI CG集は何枚あれば売れる?
最低ラインは基本CG 10枚以上、差分込み合計60枚以上です。これ以下だとレビューで「ボリューム不足」と書かれやすく、リピート購入も伸びません。500円プランを目指すなら基本CG 10〜15枚 / 合計60〜100枚を確保しましょう。
1作品何枚から販売できる?
最低限の目安は基本CG 5枚以上、差分込み合計30枚以上です。プラットフォームの形式的な下限は緩いものの、これを下回るとレビュー評価が伸びず、サークルとしての評判にも悪影響が出ます。300円プランでも最低30枚は確保するのが無難です。
差分は何種類入れるべき?
基本CG 1枚あたり3〜5差分が業界標準です。着衣差分・表情差分・テキスト差分(セリフあり/なし)の3軸を組み合わせるのが一般的な構成です。ポーズ差分やカメラ角度差分を追加するとさらに見飽きにくくなりますが、入れすぎると水増し評価につながるため注意が必要です。
安く始めて値上げしてもいい?
おすすめしません。値上げ自体は可能ですが、初回100円スタートで「安いサークル」と認識されると後の作品も売れにくくなる傾向があります。最初から500円前後で出す方が、長期の収益が伸びやすい選択です。値上げするなら、シリーズの次作で1段階上のプランに移行する形が自然です。
シリーズで枚数を揃えるべき?
ケースバイケースです。続編シリーズ(前作の続き)なら前作と同等以上が望ましく、少ないと「劣化版」と捉えられレビュー評価が下がります。一方、単発シリーズ(同テーマで独立作品)なら作品ごとに最適なプランを選ぶ柔軟さが長期的にはプラスです。価格と枚数は基本的に連動させてください。
ボリュームが多い方が売れる?
ある程度までは比例しますが、200〜300枚を超えると「水増し」と判断されるリスクが上がります。基本CGの数と質を担保した上での総枚数を意識してください。差分だけを増やしても、基本CG数が少ないままだと購入者の評価は伸びません。
まとめ — 価格帯から逆算する構成設計
AI CG集の構成と枚数は、2026年現在の市場感覚を踏まえて、価格帯から逆算して設計します。
- 300円: 基本CG 5〜8枚、合計30〜50枚(試験投入向け)
- 500円: 基本CG 10〜15枚、合計60〜100枚(主力レンジ)
- 770円: 基本CG 15〜20枚、合計100〜150枚(DLsite推奨)
- 1,000円〜: 基本CG 20〜30枚、合計150〜300枚(大ボリューム)
初めてのCG集なら、500円プランか770円プランから始めて「業界平均」を体感するのが無難です。1作品で完璧を目指さず、リリース → 反応を見る → 改善のサイクルを回すことが、長期的な収益につながります。
2作目以降の見直しチェックリスト
- 1作目のレビューで指摘された「ボリューム」「差分」の声を確認する
- 売上推移から価格帯を再評価する(500円 → 770円への昇格判断など)
- 着衣差分メインだったなら次作は表情差分メインに、と差別化軸を変える
- 解像度や枚数のバランスが崩れていないか、毎作チェックする
構成設計が決まれば、次は実際の制作と販売です。テーマ選定や販売プラットフォームの選び方、収益化全体の流れを次の記事で確認してください。
売れるジャンルの選び方
AI CG集で需要のあるテーマを選ぶ基準
AIイラストの売り場所7選
DLsite・FANZA・BOOTH等の比較と使い分け
AIイラストで稼ぐロードマップ
AI CG集販売を含む収益化の全体像